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“ダカールラリー”夢の舞台に立った
メカニック

走行距離10000km、
過酷なレースを超えて見えてきた
常に前を向くことの大切さ

SHIBUTANI Ryota澁谷 亮太
技術課 
2007年入社
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ダカールラリーに出たい
その夢のためにひたすら努力を
重ねました

私がダカールラリーを知ったのは車に興味を持ち出した小学校時代。ただし、日野が参加しているのを知ったのは、神戸日野自動車に入ってからでした。
入社後に会社にあった記録映像でトラックが砂漠を走っている映像を見た時に販売会社のメカニックがダカールラリーに参戦できることを知り「自分も挑戦したい」と思いました。
それからはダカールラリーにメカニックとして参加するための夢を叶えるため、日々の業務に没頭しました。
挑戦する日に備えて経験を積む中で、毎年行われている日野自動車の技術コンクールに挑むメカニックに神戸日野代表として出場。
初挑戦は近畿予選を通過することができず全国大会に行けなかったのですが、それが悔しくて翌年再び挑戦して全国大会で3位の成績を収めることができました。
ここで得た技術をもとに、HS-1(日野サービススタッフ技術資格1級)を取得することができました。
入社してちょうど10年を迎えた2017年に会社や職場の仲間の理解もあってダカールラリーのメカニックに応募。私も夢に挑戦するスタートラインに立つ事ができ、選考試験を経て晴れてクルーの一員として選出されました。

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高山病に、続出するトラブル…
予想をはるかに超える過酷さ

選出後は「チームスガワラ」の一員としてダカールラリーの前哨戦であるシルクウェイラリー、ラリーモンゴリアにメカニックとして出場。過酷とまで言われている砂漠でのレースでは様々なトラブルがありましたが、日常業務で日々培った技術、知識、経験を活かしながらレース中の整備に挑み、2つのレースでは実戦の厳しさを経験することができました。
ひと言でまとめるのは難しいくらいの様々な経験をしたのですが「念入りに準備をしたとしても、実際は想像以上のことが起きる」ことを事前に経験できたことはダカールラリーの本戦に挑む上でとても役立ちました。
レースは日中に行われますから、整備はその後。翌朝にはラリーが再開するので、それこそ夜通しでの整備です。この整備の肉体的な負担はもちろん、自然環境もラリーの過酷さに拍車をかけます。例えば、ボリビア高地を越えるクルーを悩ませる高山病。激しい頭痛と吐き気、それでも日々の整備は万全を期すことが求められます。
こうした症状に加えレース後半には、なんと私の担当する2号車のフレームが割れてしまいました。もちろん換装できませんから、ひび割れが起こるたびに溶接し、祈る気持ちでレンジャーを送り出しました。そして14日間にわたるラリーの結果、私の担当する2号車は総合6位入賞。

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疲れ果てても、困り果てても
また戻りたくなる
ダカールは
不思議な魅力のあるラリー

この貴重な経験を通じて私が感じたもの、それは前向きに考え進むことの大切さです。困難が次々に起こる中で、次の一手をどう打つかを考え続けること、これは普段の仕事でも大切です。
ラリーを終え、私にとっても新しい整備士人生が始まりました。これからは、神戸日野自動車からさらに優れた人材が輩出されるようダカールラリーの面白さ「日野スピリッツ」を伝えていきたいですね。

ダカールラリーまでの道のり

※日野グループ独自のサービススタッフ技術資格

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